ごあいさつ

コープながの理事長の写真

日頃より、さまざまな取り組みへの参加と、商品、サービス等のご利用をいただき、ありがとうございます。

コープながのは、組合員、職員、つながる全ての皆さまの支えにより、2023年度末で、組合員数は38万人、総事業高は473億円を超える組織に成長することができました。あらためて御礼申し上げます。

世界各地域での紛争や異常気象、家畜伝染病などの影響により、食糧の安定調達への不安、物価の高騰、多発する自然災害など、私たちのくらしを取り巻く環境はますます厳しさを増しています。また、人口減少、少子高齢化、格差や貧困・孤立など、社会的課題が一層深刻化しています。さらに、デジタル環境の浸透と発展を悪用するサイバー攻撃など、身近なリスクも高まってきています。
こうした状況の中、コープながのは厳しいくらしに貢献するため、コープ長野稲里店の改装、「お買物サポートカー」の試験展開、「くらし応援キャンペーン」などに取り組んだほか、「フードロスの削減」や「生活困窮者支援」を目的にフードバンク等へ提供している入荷予備品の品目拡大に加え、返品された雑貨品の提供をはじめました。
組合員とともにすすめるさまざまな取り組みでは、食品安全セミナーや平和学習会の開催をはじめ、自宅で参加・体験できる企画などをすすめました。また、「能登半島地震」「ガザ・イスラエル人道危機」などへ、募金として多くの温かいお気持ちを寄せいただきました。心より感謝を申し上げます。

昨年、国連は2025年を、2012年に続き2回目の「国際協同組合年」とすることを宣言しました。協同組合の価値と実践への期待が込められており、この機会を捉えた取り組みをすすめてまいります。

未来に向け、よりよいくらしを創っていくために、約2年にわたり論議をしてきた組合員と働く仲間がともに掲げる「ビジョン2035」を、第32回通常総代会で可決いただきました。
『食べるしあわせ、自分らしいくらし、「ともに」の力で、笑顔の明日を』のメインメッセージを私たちの希望の道しるべとして浸透をはかっていきます。
2024年度は、新たなビジョンを掲げ、たすけあい、万人の一歩を大切に、新たな視点と新技術を取り入れ、組合員のくらしに寄り添い、“平和”で“持続可能な社会”の実現と、さらなる人と組織の成長を目指してまいります。

引き続きのご支援、ご協力をお願い申し上げます。

生活協同組合コープながの
代表理事 理事長 丸山 辰明