2026年1月 1日
謹んで新年のお喜びを申し上げます。
コープながのは2025年9月で33周年を迎えました。これまでつながりを築いてきた全てのみなさまとともに、大切な1年の年輪を刻むことができましたことに、心より感謝申し上げます。
2025年は、「被爆・戦後80年」と「国際協同組合年」という節目の年でした。この一年は、史実を知り、正しく学び、歴史がどのように紡がれてきたかを体感する貴重な時間となりました。平和の取り組みでは、ヒロシマ・ナガサキ・オキナワでそれぞれ開催された「ピースアクション」への参加や、「松代大本営地下壕見学」の広がり、初めて企画された「子ども平和新聞プロジェクト」への参加がありました。また、全国の生協が協力して「原爆の絵碑」第11号を原爆ドーム近くに建立しました。今後も「戦後」であり続けるために、戦争や紛争のない世界の平和を希求し、さまざまな取り組みをすすめてまいります。
昨年、協同組合の認知向上と浸透を目指し、初の「コープながのフェスタ2025」を開催、その一端を担えたのではないかと思います。今年は、「生協が公益的性格を持つ取り組みを拡大できるように、生協の基本的性格を法律上も明確に位置づけること」を政府に要望し、生協法の改正を目指していきます。
昨年も各地で災害が発生しました。支援募金として温かいご支援をいただき、ありがとうございました。能登半島地震や奥能登豪雨の被災者のみなさまへ、メッセージ付きのプレゼントをお届けしたほか、サロン活動として「おやき隊」を珠洲市に二回派遣しました。多くの参加があり、笑顔溢れる交流ができました。今後も被災者の心に寄り添った支援を継続してまいります。
国際情勢や異常気象による物価高騰、食料の安定的確保への懸念、少子高齢化、貧困・格差問題など、私たちの暮らしを取り巻く環境はますます厳しさを増しています。今年も、暮らしを応援する具体的な取り組みをすすめ、組合員、職員、そして関わる全てのみなさまが心身ともに健康であるよう、心のふれ合いとつながりを大切にし、生協の「好き」をたくさん見つけていただけるようコミュニケーションを深めてまいります。
今年の十干十二支は「丙午(ひのえうま)」、勢いとエネルギーに満ちた活動的な年です。ともにの力で 笑顔の明日を目指してまいりましょう。
みなさまにとって輝かしい年となりますようご祈念申し上げ、新年の挨拶といたします。
生活協同組合コープながの
代表理事 理事長 丸山 辰明