こどもが育つ魔法の質問
子育てワークショップ 『子どもがやる気になる“魔法の質問”』
子どもの自己肯定感を育む“言葉”を習慣に!
2016年2月3日(水)、 上田創造館(上田市)において、子育てワークショップ「子どもがやる気になる“魔法の質問”」を開催し、組合員26人が参加しました。久保井淳子理事が挨拶を行い、続いて講師の宮﨑美紀(みのり)さん(交流分析士インストラクター)が自己紹介を行って開会しました。
宮﨑さんは講演を進めながら、初対面の参加者同士に対しお互いの情報(共通項)を探させる「質問」を行なって、コミュニケーション能力の大切さを理解させました。
また、うまくいっている(ポジティブな) ことを3つ回答してもらう「質問」では、親の方から自分の良かったことを話すことで、子どもが良かったことを自分の中で探して話せるようになる聞き方になるという、視点を変えることについて説明されました。
続いて、参加者同士が相手の良いところを見つけてホメるという“ホメまくりゲーム”を行い、宮﨑さんは「ホメることが子どもの自己肯定感を育て、挑戦してみようという気持ちを持つ子どもに育つようになるんです」と述べました。 そして、オリンピック選手などがメンタルトレーニングとしても活用している「否定語を使わない言葉の言い換え」について説明しました。「こぼさないで!」ではなく「しっかり持ってね」、「寝坊しないで!」ではなく「早起きしよう」といった、“言い回し”に気をつけることで「なりたいなあ」というあいまいな感じではなく「なる!」というイメージを持つように育つとのこと。
さらに宮﨑さんは、環境が大切であり、今の自分(親)が充実しているかどうかを常に振り返り親がイキイキとしていることが、子どもの気持ちを汲めることにつながって、子どもとの“共感”につながると話されました。最後に宮﨑さんは、子どもに対する「尋問」と「効果的な質問(未来質問)」の違いと、未来質問によって子どもにイメージを明確化させる重要性について説明され、「皆さん、今日の学びから小さな一歩を始めてください」とまとめられました。
- 「なんで?」と聞くのは尋問です! ←自分(親)が自己満足したいから攻めるだけ ……答えは出てきません・・・「指示・命令・詰問」は子どもの選択肢をなくします。
- 「どのようにしたら良かったか?」と聞くとアイデアが出ます ←子どもが自分で出した 答えは、自分の行動になる…解決策!となります。 可能性を引き出す質問をしましょう。