学習会~食育・食の安全・平和~
中沢保育園で『交通安全教室』を開催しました
地域に1つしか信号が無いので、信号の渡り方を教えて欲しいとの要望
6月21日(火)中沢保育園(駒ヶ根市)で『ひよこ安全クラブ』主催による交通安全教室 が開催されました。コープデリ宅配センターの副長・リーダーを中心に、伊北センターの職員も協力し開催することができました。園児47人とその保護者の皆さん、保護者会役員と園職員の皆さんが参加し、交通安全について学びました。
はじめに、コープデリ事業部の宮下課長が「コープのトラックに付いてる、このステッカーを見たことある?」と園児に問いかけ、『こども110番』について「困ったことがあればこのステッカーの貼ってあるコープのトラックの人に声をかけてね!」と説明しました。 園児たちは「ハーイ」と大きな返事をしてくれました。
続いて、サトミお姉さん、ほぺたん、フジコちゃん、カワちゃんが登場して寸劇を行い、トラックや車の近くでは遊ばないことを園児と約束。その後、3種類の体験で交通安全を学んでもらいました。劇団員は、伊北センターの川久保譲リーダーと共済スタッフの柴さとみさん、矢澤富士子さん、ほぺたんは松本センターの鈴木リーダーが務めました。
- 「トラックの死角体験」では、運転席から見えない角度について、理解してもらいました。
- 「横断歩道の渡り方」では、信号機の見方や横断歩道の正しい渡り方を学びました。
- 「チャイルドシートの衝突実験」は、ぬいぐるみをシートに載せて実験を行い、シートベルトを着けた場合と、着けない場合の(衝突するとぬいぐるみが吹っ飛ぶ)危険の差を園児に伝えました。
今回の「交通安全教室」は、コープデリ伊北センターの宮坂副長が何度も園関係者や保護者会と打ち合わせを行ってこの日を迎えました。共済スタッフが自ら出演を希望した寸劇や、応援のセンター長や副長、リーダーなど職員の連携も良く、園長先生からお褒めの言葉をいただきました。最後に園児たちから、手描きのカード付きポケットティシュを職員全員がプレゼントしてもらいました。
コープ安曇野豊科店に、豊科南小の6年生がフリーマーケットを出店
クラスメートが陳列・接客・売価を自分たちで考えて
7月2日(土)コープ安曇野豊科店前のスペースで、安曇野市豊科南小学校の6年1組の児童がフリーマーケットを出店し、大勢の客で賑わいました。
コープながのは地域貢献の一環として、地域の小学校、中学校、高校、特別支援学校の児童・生徒の職場体験を、コープデリ宅配や店舗といった事業所で受け入れています。また、長野稲里店では近隣の授産施設を応援することも含めて、店内での販売スペースの提供も行っています。
今回、豊科南小学校6年1組の子どもたちがフリーマーケットを企画した理由は、昨年台風で中止になったキャンプファイヤーに再チャレンジするための資金作りが目的だそうです。
吉沢大輔店長は出店依頼を受けて、店内放送やおもてなしボード(店内掲示板)等のアドバイスを行いました。
担任の野口先生は、「クラスの子どもたちが、1ヵ月ぐらい前から自分たちで考えて企画を作ってきました。大人は口を出していません。カレーの具を買えるぐらいになれば…。」と話されました。
子どもたちは「いらっしゃいませ~」「袋に入れますか?」「おつりです」「ありがとうございました」と元気良く接客し、お客さんが欲しい品物を次々に購入していました。このフリーマーケットは7月9日(土)にも同所で開催される予定です。
南信ブロックが食物アレルギー学習会を開催
消化機能の発達と食物アレルギーの関係がわかり、希望が持てました
南信ブロックでは「食物アレルギー学習会」を、7月6日(水)コープデリ伊北センターと、7月7日(木)下諏訪総合文化センター(下諏訪町)で開催し、合わせて21人の組合員が参加しました。 両会場とも、講師を田中貴子さん(薬剤師・辻アレルギー食品研究所)に務めてもらいました。
コープながのは地域貢献の一環として、地域の小学校、中学校、高校、特別支援学校の児童・生徒の職場体験を、コープデリ宅配や店舗といった事業所で受け入れています。また、長野稲里店では近隣の授産施設を応援することも含めて、店内での販売スペースの提供も行っています。
また、乳幼児などは検査による正しい診断に基づいて原因物質を除去(アレルゲン除去食)して食べることや、アレルギー症状を起こさないよう「加齢とともに、症状の程度を測りながら食べることを食生活の目標にすることが大切」と田中さんが説明すると、参加者は大きくうなずいていました。
最後に、アレルゲン除去食品を製造する辻安全食品㈱のグルテンフリーの麺を使った焼きそばや、さつま芋を使って粘度をつけたチョコやストロベリー味のアイスを試食しました。
参加者アンケートには、「消化機能が未熟な場合にアレルギー反応が出ることがあるとわかって、希望が持てました。」「食物アレルギーが起こる仕組みなどが興味深かったです。」「子どもがアレルギーなので参加しました。大変参考になりました。」といった感想が出されていました。
夏休み食の安全学習会『作ってみよう!オレンジジュース』を開催
いつも飲んでるオレンジジュースと同じだぁ!
8月2日火曜日、野沢会館(佐久市)において東信ブロックが食の安全学習会『つくってみよう! オレンジジュース』を開催し、小学生13人と保護者など14人が参加しました。
講師は、軽妙で楽しい語り口の宮川和之さん(コープネット事業連合CSR推進室)が務め、色々な“オレンジジュース”系の飲料について説明しました。はじめに、「日本でミカンじゃなくオレンジを一番多く作っている県はどこでしょう? 広島県です。」と宮川さんがクイズを出題すると、参加者はオレンジに対する 興味がますます広がったようでした。
続いて宮川さんは、100%のオレンジジュースの「ストレート」と「濃縮還元」の違いや、果汁25%、果汁1%、無果汁といったジュースに含まれる果汁の量と、香料、酸味料(保存料)などの表示の意味について、それぞれ試飲してもらいながら詳しく説明しました。
4つのテーブルに分かれた子どもたちは、一緒に協力しながら100mlのメスシリンダーに、オレンジジュースを慎重に入れたり、オレンジの酸味に似せた味を調整するクエン酸の量を正確に測ったりして、科学のおもしろさ、楽しさを満喫していました。保護者からも「濃縮還元の濃縮の方法は?」といった質問が出され、宮川さんがフリーズドライに近い製法などがあることを説明しました。
この学習会の実験を通して、実際に作って飲んでみた参加者は、ふだん何気なく飲んでいる“オレンジジュース”系の飲料に、多くの種類と作られ方があることを学びました。
“松代大本営象山地下壕”見学・親子ミニ学習会を開催しました
戦争の酷さ、平和の大切さを考えるきっかけにして欲しい
7月26日(日)、使われなかった戦争遺跡“松代大本営(長野市松代)”の見学・ミニ学習会を開催し、組合員4家族12人(大人6人、子ども6人)が参加しました。
コープながの北信ブロックが主催した今回の学習会は、 “象山地下壕”の見学と“松代大本営”とはどのようなものだったのか、歴史的背景を含めて学ぶ親子企画でした。
長野市松代町は、江戸時代の面影を残す武家屋敷跡などが散在しています。その中の“山寺常山(寺社奉行・郡奉行を務めた)邸”の書院を学習会会場に、松代大本営地下壕ガイドの清野みどり理事と込山晴美理事が講師となって、太平洋戦争の戦局や戦争へと進む時代背景を含め、『松代大本営』の全体像について学んでもらいました。
また、象山地下壕の内部見学では、当時1万人(日本人3千人、朝鮮人7千人)とも言われる作業者が、松代一帯の4村に作られた飯場(はんば)に集められ、山全体が固い岩盤でできた象山に、わずか9ヵ月で総延長6000mにも及ぶ地下トンネルを掘ったことや、篠ノ井旭(現篠ノ井俊英)高校郷土班による長野市等への保存公開運動によって、現在の公開見学につながっていることなども説明しました。
清野理事は見学の最後に、「今から70年前のこの場所は、裸電球がポツポツとあるだけ、足元は薄暗いカンテラで照らすだけの暗さの中、昼夜突貫工事が進められたと言われています。また、多くの犠牲者も出たとも言われています。今回の松代大本営象山地下壕の見学を通し、工事の苛烈さを感じ、戦争の悲惨さと平和の尊さについて考えて欲しい」と話しました。