コープながのの広報誌「Socia(ソシア)」2023年3月号

コープながのの組合員広報誌「Socia(ソシア)」をご紹介します。生活協同組合コープながの


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ブロッコリースプラウト(有機栽培)ができるまで15仕込みタンクで吸水度以下の原料庫で管理する種を、事前にテストして性質を把握。たくさんの芽が出るよう種の性質と水温や外気温の変化に合わせて設定した仕込みタンクで、井戸水を1日吸水させます。➡発芽室で芽出し翌日、オーガニックコットンを使用した「培地(栽培物が根を張る土台)」を敷き詰めた培地枠に自動でまき(写真A)、発芽促進のため高温多湿(温度は20%)の発芽室に移動湿度は8させ(B)、1~2日間かけてしっかり芽を出させます(C)。0~90度台後半、➡ハウスで成長13太陽光がたっぷり差し込む44m×mのハウスで6~7㎝の長さになるまで育てます(写真D)。太陽光が当たりすぎると葉が焼けるので、自動カーテンで太陽光の量を調節できるようになっています。天井には散水機があり、井戸水に温泉水をブレンドした溶液を与えます。北野さんたちがハウスを見回って、葉が順調に成長しているか、収穫前には培地の裏を見て、根の張り具合も確認しています(E)。➡収穫・予冷適正な長さ・品質かを確認できたら、収穫ロボットで1日に約5000パック分を収穫します。パック工場へ行くまで、予冷庫で一時保管し収穫時の長さを維持します。予冷庫では、パック前に長さ・茎が折れていないか、腐りがないかなどを巡視点検しています。➡検品・包装・出荷パック工場で、6・5~7㎝の出荷目安内であるか、品質を確認しながらパックにセットし包装します(写真F)。その後、金属検出機で異物の混入がないかを確認し、ふたをして箱詰めロボットが箱詰めします。プラスチック削減の観点から商品のふたも紙フィルムになりました。箱詰め後は1~℃に設定した出荷冷蔵庫で保管、温度変化が商品の劣化につながるため、冷蔵トラックで出荷します。106ページで、レシピをご紹介今回ご紹介した商品はこちら!ブロッコリースプラウト(有機栽培)ヴィ・ナチュール宅配:『V※パッケージの図柄は数種類あり、ature』で毎週取り扱っていますieN別の柄をお届けする場合があります店舗:取り扱っていません店舗をご利用の方はこちらをどうぞ!店舗:「サラダコスモブロッコリーの新芽」を一部店舗を除いて取り扱っていますパック工場では、収穫したブロッコリースプラウトを早朝から選別して、パック詰めしていきます。この工場では有機栽培でない他商品のパック詰めも行うため、混入などが起こらないよう、この商品をパックするのは必ず朝一番の作業です。種の段階で、どの商品でも必ず行っている残留農薬検査や食中毒菌検査をしていますが、ハウスに移動して3日目の成長途中のサンプルを、長野県内の自社検査室に毎日送り、安全性を確認できた後に収穫、パック工程に進みます。「パック前には、規定の長さか、葉がしっかりと開いているか、茎が折れたり腐っていたりしないかを点検しています」と話す伊藤さん。「パック工場では、機械1台の状態で生産性が変わるので、機械のメンテナンスもしっかりしています。私たちの仕事の根底には“親が子に食べさせたいものを作っていこう”という思いがあります。安全・安心を追求して質の良いものをお届けしていきたいです」と続けました。2人に好きな食べ方を聞くと「簡単にトッピングできるので、いつものサラダをワンランクアップさせています!」と北野さん、「カルパッチョとかお刺身、ちらし寿司の彩りにおすすめです!」と伊藤さんは答えてくれました。まだ馴染みのない方もいらっしゃる比較的新しい野菜ですが、辛味が苦手な方にもおすすめできるやさしい味です。ぜひお試しください。03


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