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コープながの第30回通常総代会開催報告6月16日(木)、スイス村サンモリッツ(安曇野市)においてコープながの第30回通常総代会を開催しました。昨年11月に「秋のブロック別総代会議」を県内各地で開催し、2021年度上期のまとめと下期の計画について話し合いを行いました。2月には総代に「まとめと方針」の一次案をお送りしてご意見を寄せていただき、加筆修正を行った「議案書原案」をもとに5月の「春のブロック別総代会議」を計画しました。しかし、年明けから拡大した新型コロナウイルス感染症の影響により、「春のブロック別総代会議」はオンラインのみの開催となり、総代2お越しいただけなかった総代の皆さまから、文書にて多くのご意見が寄せられました。これらのご意見をもとに検討を進め、通常総代会で3つの議案を提案しました。主な内容は次の通りです。0人が参加した他、通常総代会は組合員の代表である総代が参加し、コープながのの年度方針などの重要事項を決める最高議決機関です。新型コロナウイルス感染症の影響により送迎バスの運行はありませんでしたが、総代395人中341人(書面出席と実出席の合計)が出席しました。第一号議案~2021年度のまとめ、決算書及び剰余金処分案承認の件~組合員は32万7︐822人となり、総事業高461億4︐084万円、経常剰余金22億7︐781万円でした。剰余金は、法定準備金や出資配当金のほか、事業用施設積立金などとして積み立てます。出資金の出資配当率は0・4%です。新型コロナウイルス感染症の影響で巣ごもり需要が続き、宅配事業を中心に利用が高まり、事業高は過去最高の実績となりました。一方、5月の宅配物流システムに関する障害において、ご注文いただいた商品をお届けすることができず、組合員の皆さまには多大なご迷惑をおかけいたしました。原因の追究を含めた総括を行い、再発防止策を策定し、プロジェクト運営の見直しを実施しました。TVCMを積極的に活用し、「人とのつながり」「地域とのつながり」の大切さを感じていただくことで、コープの存在感が高まりました。店舗事業の供給高は巣ごもり需要で大幅に伸長した前年の実績には届きませんでしたが、安曇野豊科店は事業開始より初めて経常剰余金の黒字を達成しました。14また、持続可能な社会をめざし、暮らしに役立つさまざまな活動にも取り組みました。第二号議案~2022年度の活動方針及び予算決定の件~2022年度の事業計画と予算について提案しました。2022年度の重点方針は①組合員に選ばれる事業と、経営基盤の強化に取り組み、コープデリのファンを増やします。②持続可能な社会を目指し、多様な取り組みを広げ、コープデリのファンを増やします。③未来を担う活力ある“人と組織づくり”をすすめ、コープデリのファンを増やします。の3点です。また、2035年を想定した「2035ビジョン」第1期中期計画の策定をすすめます。「組合員・職員の安全確保と事業継続」の視点を重点に取り組み、組合員に選ばれる魅力ある事業をつくり、基幹事業である宅配事業の成長性と収益性を維持し、全事業の損益改善を引き続きすすめ、全体の事業収益を確保します。11月には移動店舗の2号車導入を目指しています。2022年度は、終息の見えない新型コロナウイルス感染症