コープながのの広報誌「Socia(ソシア)」2022年12月号

コープながのの組合員広報誌「Socia(ソシア)」をご紹介します。生活協同組合コープながの


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コーププラス×SDGsべ食ることで佐渡を応援佐渡トキ応援お米プロジェクト新潟佐渡コシヒカリ商品の売り上げの一部を、生きものを育むための環境づくりに役立てている「佐渡トキ応援お米プロジェクト」。トキとの共生を目指し、さまざまな活動に取り組んでいます。日本の空から消えたトキ約140㎝もの大きな翼をき広げ、豊かな里山を舞うトキ。かつては日本のあちこちで見られましたが、明治以降その数を急速に減らします。美しい「朱と鷺色」の羽根が狙われ乱獲されたり、農薬の使用により田んぼからエサとなるドジョウやカエルが減ったためです。1981年、野生のトキ5羽が保護されましたが、増やすことができず、ついに絶滅してしまいました。再び佐渡をトキのふるさとに佐渡島新潟県トキの最後の生息地となった新潟県・佐さどがしま渡島では、1999年に中国から贈られたトキの繁殖に成功。再び自然界へ戻す計画が進められました。しかし、空に放つだけではトキが戻ったとは言えません。野生復帰のためには、トキが住み続けるためのエサ場やねぐらが必要です。そこで佐渡のお米生産者の皆さんは、「生きものを育む農法」を始めました。田んぼをトキのエサ場にし、豊かな生態系を守る取り組みです。生きものと共生するお米づくりをコープが応援生産者の皆さんが目指したのは、農薬や化学肥料を減らし、トキのエサとなるさまざまな生きものが田んぼで暮らせるお米づくり。しかしそれは手間がかかり、収穫量も減る上、環境を維持する費用もかかります。コープデリでは1994年から佐渡のお米を販売し、生産者と親交を重ねる中でその取り組みを知りました。「生産者を応援したい」という想いのもと、2010年に始まったのが「佐渡トキ応援お米プロジェクト」です。食べることで生産者を支え、取り組みを応援できる佐渡トキ応援お米プロジェクトでは、「CO・OP産直新潟佐渡コシヒカリ」やその加工品の売り上げの一部を「佐渡市トキ環境整備基金」に寄付。生きものを育むための環境づくり・お今回の取り組みは、目標12:につながっています。04米づくりなどに役立てられます。2008年から放鳥されたトキは野生復帰が順調に進み、現在は推定569羽が定着しました。定着の成功は、田んぼがエサ場となり、トキの繁殖を後押ししているということ。佐渡のおいしいお米を食べることが、生産者を支え、トキと共生するお米づくりの応援につながります。コープデリは「未来へつなごう」のスローガンのもとSDGsの取り組みを進めています。佐渡トキ応援お米プロジェクトは「未来へつなごう」の一つです。佐渡トキ応援お米プロジェクト対象商品1㎏につき1円産直新潟佐渡コシヒカリ※5㎏と2㎏があり、それぞれ無洗米もあります3パックにつき1円産直新潟佐渡コシヒカリで作ったごはん1点につき1円産直新潟佐渡コシヒカリで作った焼おにぎり組合員のメッセージを生産者にお渡ししました!佐渡米の生産者齋藤真一郎さんよりいつも佐渡米を応援していただき、ありがとうございます。当初はトキのことを考えて米づくりをしてきましたが、今ではトキだけでなく、さまざまな生きもの、人、そして地球のことを考えて米づくりをしています。これからも応援よろしくお願いします!


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