コープながのの組合員広報誌「Socia(ソシア)」2020年7月号

コープながのの組合員広報誌「Socia(ソシア)」をご紹介します。生活協同組合コープながの


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CO・OPミックスキャロットができるまで皮むきと選別産地の選果場で選別された国産にんじんがジュース工場に到着。皮をむいて洗い、ゆでます。人の目でチェックし、商品に適さないものは取り除いていますさくじゅう汁と濃縮ゆであがったにんじんを熱いまま細かく砕いてから搾汁します。ゆでてから搾汁することで、くせのないまろやかな味わいに。濃縮機で100℃以下で濃縮した後、冷凍保管します。必要な分だけ解凍して使用していますにんじんは丸ごとゆでます検査調合液の糖度・酸度などを調べる検査だけでなく、味・色・風味などは人の五感を使った官能検査で厳しくチェックしています。官能検査は、社内の官能検査員認定制度に合格した社員4人で実施しています果汁と調合にんじん汁に、りんご・オレンジ・バナナ・パインアップル・ぶどう・うんしゅうみかん・レモンの7種類の果汁をブレンドし、調合液の完成ですの品質はとても重要。極端に味が違うなどミックスキャロットに適していないものは決して使いません。にんじんの割合は20035%、2010年に50%、5%へと上げ、年に42018年に50%にリニューアルしまし今年6た。その際、大事にしたのはこれまでの味わいを変えないことでした。子どもの頃から飲んでいます「今回リニューアルを任され、責任重大だと思いました。発売当時と比べ、野菜全般の改良によってにんじんそのものが食べやすい味になっているため、にんじんを60%にしてもおいしくできました。とはいえ、にんじんの割合を増やすだけでは味が変わってしまうので、他の果物の割合も変えて試作を繰り返しました。発売当時からバナナの風味はポイントです。世代を問わず一緒に飲んでいただける味に仕上げられたと思っています」殺菌・冷却・充ゅうてん填・箱詰め検査で問題がないことを確認できたら、加熱殺菌し、冷却後に紙パックに充填。賞味期限などを印字し、製品検査を経てから出荷します●長野県安曇野市のあずみ野工場で製造しています清水さん自身もミックスキャロットが大好きなのだと言います。「私はこれを飲んで育ち、今では小学生の自分の子どもたちと一緒に飲んでいます。子どもたちが喜んでいる姿を見ると、この仕事に携われて良かった!と思います。組合員の皆さんからも『にんじん嫌いの子どもが飲んだ!』『2世代で飲んでいます』などの声をいただきうれしいです」と清水さんは話してくれました。しう好こにんじんの割合や果物の種類は、時代の嗜に合わせて変化してきました。ですが、いつの時代にも大事にしているのは変わらないおいしさです。長く飲んでいただいている組合員の皆さんが抱く、ミックスキャロットのイメージを崩さないように時代に合った味づくりをしています。これからも組合員の皆さんに寄り添いながら成長していく「CO・OPミックスキャロット」をぜひ飲んでみてください。次のページでレシピをご紹介03


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