事業と活動を通して、くらし・地域・社会に貢献

コープながのは、組合員の直接・間接の参加協力とともに、組織のインフラを積極的に活用して社会貢献に結びつく取り組みを進めました。そして、行政とも様々な面でコラボレートしました。

行政とのパートナーシップ

コープながのは長野県内最大の消費者団体として、食の安全・安心、消費者問題、環境問題、子育て・食育、高齢社会問題など、長野県や市町村行政と様々な分野で協同・交流を深めています。

県内首長訪問

上田 均理事長と組合員理事が6自治体を訪問しました。2010年より通算55自治体を訪問し、市町村の政策課題なども伺う中でコープながのもできる範囲でお役に立ちたいことを伝えています。

阿南町・勝野一成町長と上田理事長の握手の写真

阿南町・勝野 一成町長と上田理事長が握手(2016.9.21)

2016年度の自治体首長訪問の表

行政との協定締結等

2016年度は、高齢者等の見守り活動関連の協定締結やネットワーク事業への登録を4件行いました。宅配センターでは、「配達先で組合員の通常と違う不在状況から包括支援センターへ連絡し大事に至らなかった例」「認知症で迷子になっていた高齢者を保護した例」「熱中症で路上に倒れていた高齢者の救急搬送まで付き添った例」など24件の対応事例がありました。

自治体との協定の表

行政の各機関等への協力・参加

理事や職員が、長野県をはじめ市町村行政の審議会など各機関に参加して、消費者行政課題の推進に積極的に協力しました。特に、コープデリのお店では、様々な運動や取り組みの登録を行いました。

理事・職員が参加した会議の表
行政への協力の表
「信州パーキング・パーミット(障がい者等用駐車場利用者証)制度」の駐車区画の写真

「信州パーキング・パーミット(障がい者等用駐車場利用者証)制度」駐車区画

行政機関への要請・意見提出(パブリックコメント)

国、長野県、長野市のリスクコミュニケーションに対し、コープデリグループの7生協の理事長連名やコープながの理事長名で意見書や要請文を提出しました。また、広報紙で組合員にも情報提供しました。

組合員広報紙「Sociaインフォメーション コピス」のイメージ

組合員広報紙「Sociaインフォメーション コピス」

パブリックコメント一覧表

保育園・学校・諸団体等との協同による社会貢献

交通安全教室の開催協力

宅配事業部並び宅配センターが、保育園の保護者会が主催する「交通安全教室」の開催に協力しました。

「交通安全教室」の会場、開催日、参加者数の表

ランドセルカバーと横断旗の小学校への寄贈

コープながのは、2010年度より県内の小学校を対象に「ランドセルカバー」を寄贈しています。2016年度には、応募があった県内117校の新一年生5,744人に贈ることができました。また、既に他団体が「ランドセルカバー」を寄贈している143校には、横断歩道で使う「横断旗」計360本を寄贈しました。

ランドセルカバーをつけた小学生の写真

ランドセルにつけた「ランドセルカバー」

職場体験・社会科見学の受け入れ

宅配センターと店舗では、小・中・高・特別支援学校からの依頼にお応えして、児童・生徒の職場体験(実習)活動や店舗での商流学習・見学などを受け入れました。

コープデリ諏訪センター 副センター長のコメント 働くって、どういうことなんだろう。職場体験として特別支援学校の生徒さんを2週間受け入れました。受け入れ担当者として、働くことの喜びやその意味を体験してもらい、生徒さんが異なる環境に適応する力などをより伸ばしてもらうにはどうすれば良いか考え、職場の仲間の協力も得ながら計画を立てました。2週間が経つ頃には、生徒さんのいきいきとした表情や笑顔が増え、仕事への達成感を感じてもらえていることが分かりました。

親御さん・先生のお話
ご家庭では「今までやらなかった食器の片付けや洗浄を自分からするようになった」、学校からは、蓄冷剤洗浄という仕事の数量や出来映えについて「目標を持ち、結果がわかることで『前日より多く洗いたい』と言っていた」などのお話をいただきました。

諸団体等との協同

コープながのは、県内の生協・農協・漁協・森林組合などの実行委員会で開催した『長野県協同組合フェスティバル2016 』に参加し、来場者が協同組合の理念に触れてもらえるよう、平和や被災地応援、生活全般に寄り添った事業活動などの紹介企画を出展しました。
なお、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は、協同組合の思想と実践を2016年11月に無形文化遺産に登録しました。また、NPO法人フードバンク信州の賛助会員団体として、組合員へ向けた広報などで協力しました。宅配センターでは、注文間違い等で返品され産業廃棄物となってしまう“紙おむつ”を「一般財団法人 長野県児童福祉施設連盟」に加盟する県内3カ所の乳児院に寄贈し、有効活用してもらえるようになりました。コープ安曇野豊科店では、障がい者の就労継続支援を行うNPO法人夢トライの「有明のパン屋さん」がテナントに入り、焼き立てパンを提供しています。

エムウェーブで開催した長野県協同組合フェスティバルの様子

エムウェーブで開催した長野県協同組合フェスティバル

法律相談

コープながのの顧問弁護士事務所(長野第一法律事務所)による、悩み事等の解決に向けた無料法律相談サービスを行っています。コープ長野稲里店に設置した相談室で直接面談した相談件数は30件ありました。また、コープながの法律相談無料電話ガイドの電話相談は69件あり、必要な場合は相談者の居住地近隣の弁護士事務所を紹介して問題解決につなげました。

商品を通して社会への貢献を具体化

生き物を育む自然環境の保全、日本の食料自給力の向上や国際貢献につながる取り組みとして、コープデリグループのプロジェクトと日本生協連の事業にも参加しました。中でも、「食べて応援!使って応援!」という合言葉のもと、メッセージ性のあるコープのエシカル(より良い社会に向けて、人・社会・環境に配慮した商品やサービスを選択する)商品を、ふだんの生活で利用(購入)することによって、広い意味で社会貢献に結び付いていることを継続的に紹介しました。

佐渡トキ応援お米プロジェクト

トキの野性復帰と生き物を育む生態系の保全・再生につなげる「佐渡市トキ環境整備基金」に、「CO・OP新潟佐渡コシヒカリ」の利用(購入)1kgにつき1円を寄付しています。

佐渡トキ応援お米プロジェクトのマーク

(ちゅ)ら島応援もずくプロジェクト

沖縄県伊平屋島産の「もずく」1点につき1円を「美ら島応援基金」に積み立て、伊平屋島の産業を支援すると同時に自然環境を保全する活動に役立てています。
「美(ちゅ)ら島応援もずくプロジェクト」について詳しくはこちら

美ら島応援もずくプロジェクトのマーク

ハッピーミルクプロジェクト・シエラレオネ

キャンペーン期間中に、CO・OPマークのついた牛乳を購入することで1本につき1円をユニセフの指定募金に寄付し、アフリカ・シエラレオネ共和国の子どもたちの栄養改善プログラムを支援しています。2016年度にコープデリグループで利用された牛乳1,345万6,792本分(コープながの分を含む)と個人募金(ポイントからの振り替え含む)130万3,670円を合わせて、公益財団法人日本ユニセフ協会へ送金しました。
「ハッピーミルクプロジェクト・シエラレオネ」について詳しくはこちら

ハッピーミルクプロジェクトのマーク

お米育ち豚プロジェクト

休耕田などを有効活用して飼料用の国産米を作り、田んぼを守るとともに出荷前の2ヶ月間に飼料米を配合した飼料を与える「お米育ち豚」を育てて、組合員の食卓にお肉を届けるというプロジェクトです。
「お米育ち豚プロジェクト」について詳しくはこちら

お米育ち豚プロジェクトのマーク

ボルネオ緑の回廊プロジェクト(コープの洗剤環境寄付キャンペーン)

伐採により分断された熱帯雨林の保護区や保存林の間の土地を購入して森を作り、貴重な野生生物が行き来できるようにするプロジェクトに賛同し、コープの洗剤を購入すると1品につき1円をNPO法人ボルネオ環境保全トラストジャパンへ寄付する取り組みを行いました。

ボルネオ緑の回廊プロジェクト(コープの洗剤環境寄付キャンペーン)のマーク

CO・OPコアノンスマイルスクールプロジェクト

アフリカ・アンゴラ共和国の学校の給水施設の整備や教員の研修など、教育の場での環境改善に活用される日本生協連のプロジェクトにコープながのも参加しました。コアノンロールなどコープのトイレットペーパーを1パック利用(購入)すると1円を日本ユニセフ協会へ寄付するものです。

コアノンロール トイレットペーパーのイメージ

CO・OP×レッドカップキャンペーン

対象となるコープ商品を1点利用(購入)するごとに1円が、国連世界食糧計画(WFP)へ寄付される日本生協連の取り組みを全国の生協とともに実施しました。アフリカ・ガーナ共和国の学校給食の支援などを通じて、児童の栄養改善と特に女子児童の就学率・出席率の向上につなげました。

フェアトレードコーヒーとレインフォレスト・アライアンスコーヒー/紅茶

コープマークの付いた社会貢献につながるコーヒー・紅茶を扱っています。「フェアトレード認証製品」のコーヒー・紅茶については、コープながのが主催・共催するイベント等の出展の際に試飲コーナーを設けて、開発途上国の生産者をサポートする仕組みなど、商品に関する認知度の向上に努めました。また、2016年度に新たに取り扱いを開始した「レインフォレスト・アライアンス認証製品」のコーヒーについては、環境保護、労働者やその家族の生活向上など、持続可能な農業といった生産現場の情報などを機関誌やホームページでお知らせしました。

フェアトレード認証製品とレインフォレスト・アライアンス認証製品のマーク

コープの枠を超えてつなぐサービスと、組合員同士の助け合い

くらしの困りごと 総合窓口

組合員のくらしの困りごと相談を受けとめ、コープながののインフラやこれまで信頼を培ってきた行政・諸団体の様々な部署との関係をを活かして、解決に向けたヒントを得ることができるよう、「くらしの困りごと 総合窓口」を設置し、運用をスタートしました。

コープながので取り組んでいることを表した街のイラスト

くらしサポート活動「まごころ」

家の掃除、食事づくり、草取り、通院介助など、くらしの中でちょっと手を借りたいような時、“組合員がお手伝いできること”を有償で行う活動です。自分ができる支援活動を登録した「まごころサポーター(組合員)」は全県で500人超となりました。また、県内11か所で「託児サポーター研修会」を開催し、登録サポーター等158人が参加してコープの託児に必須なルールの再確認と、子どもの応急処置(AEDの取り扱い)について学びました。

くらしサポート活動「まごころ」の年代別活動時間の表

くらしの助け合いの会

家事援助活動を有償で行う会員制組織です。組合員の中から「活動会員」「利用会員」「賛同会員」を募り、会費を出し合って自主的に活動を行っています。篠ノ井、佐久、池田、松本にある各支部を活動拠点としています。

くらしの助け合いの会の年代別活動時間の表

募金活動

国内や世界で発生した自然災害に対する緊急募金や毎年実施しているキャンペーンなどへの協力を、組合員に広く呼びかけました。たくさんの方からお預かりした温かな気持ちを、生協や諸団体を通じて被災者や対象国に送るとともに、広報等を通じて報告しました。

被災地に寄り添う支援

2016年4月に発生した熊本地震では、『熊本地震緊急募金』と『熊本地震被災地支援募金』への協力を呼びかけ、8月の台風8号に伴う豪雨災害では『北海道・岩手大雨被害緊急支援募金』に取り組みました。2011年より継続している「東日本大震災復興支援募金」への協力について発信するとともに、福島県の仮設住宅でコープふくしまが開催している「ふれあいサロン」を応援するため、組合員理事・ブロックスタッフ手書きの“信州だより”と長野県の銘菓を毎月送りました。また、理事が同サロンを訪問し長野県の郷土食“おやき”を避難住民と一緒に作って楽しみました。

ふれあいサロンでおやき作りをしている写真

ふれあいサロンでおやき作り

“ユニセフ一般募金”“ユニセフお年玉募金”

ユニセフ(国際連合児童基金)は、世界150以上の国と地域で子どもたちの生命と健康を守る取り組みを進めています。コープながのでは通年で呼びかけている一般募金と、「日本の子どもたちが自分のお年玉の中から世界のお友だちのために」という思いを大切にしたお年玉募金を実施しています。募金は、公益財団法人日本ユニセフ協会へ送金し、ユニセフが定める優先順位に応じて世界各地のユニセフ活動に活用されています。

ユニセフのマーク

書き損じハガキ回収キャンペーン(2015.12.1 ~ 2016.5.31)

国際協力NGO“ハンガーフリーワールド”が取り組む書き損じハガキ等の回収キャンペーンに賛同し、組合員への呼び掛けや回収用封筒の配布に協力しました。コープながのの組合員から送られた3,815件の品物は、換金額580万8,467円になりました。参加した全国141団体の換金額は1億5,021万5,692円となり、4つの開発途上国アフリカのベナン・ブルキナファソ・ウガンダとパキスタンの貧しい人々の自立支援のために活用されています。
「書き損じハガキ回収キャンペーン」について詳しくはこちら

ハンガーフリーワールドによる支援の様子と専用封筒の写真
2016年度募金概要の表