組合員の参加とネットワークを広げる責任

事業や活動への組合員の参加機会を増やすとともに、組合員への情報公開や双方向コミュニケーションに努めて、組合員や地域とのネットワークづくりを進めました。

総代・組合員とのコミュニケーション

総代懇談会

2015年度に総代に選出された組合員392人を対象に、総代懇談会を全県11会場(251人参加)で開催しました。コープながのの理念、生協の歴史やシステムに関する説明とともに、総代の役割と総代会などについて映像・資料で理解を深めてもらいました。

総代募集から通常総代会開催までの流れの図

ブロック別総代会議(秋・春)

2015年11月に秋のブロック別総代会議を県内11会場で、2016年5月に春のブロック別総代会議を県内12会場(職域ブロック含む)で開催しました。この2回の会議のほか毎月発行している「総代つうしん」や第24回通常総代会の予定議案資料を総代にお届けし、内容に関する意見・質問等を寄せてもらうなど双方向コミュニケーションに努めました。いただいた意見などは理事会で検討を重ね、総代会議案に反映して2016年度第24回通常総代会に臨みました。

総代から意見をいただいている様子の写真

総代から貴重な意見を頂きました

コープ会

コープ会は、子育て、レシピ情報など、くらしに関することを楽しくおしゃべりして交流できる場として設定しています。無料託児をつけるなど、気軽に参加することができてコープのさまざまな活動を知る入口になっています。2015年度は全県49会場で開催し、登録組合員やゲストの方が月1回のコープ会を楽しみました。その場で出されたおしゃべりの“声”とデータベース化したコープの商品に関する “声”などを日本生協連やコープネットグループの会員生協で共有し、商品の開発・改善に役立てたり、コープ会資料への掲載によってコミュニケーションの幅を広げました。また、コープの話題だけでなく地域の情報も自由に話されており、地域づくりの面でも広がりを生みました。

コープ会の様子の写真

さまざまな話題に笑顔があふれます

2013年度から2015年度のコープ会登録者数と参加者数のグラフ

学習会

組合員や一般市民を対象に、社会情勢、国の政策や制度、国民世論などに関する知識をわかりやすく学べる学習会を数多く開催しました。行政やメディア(新聞・テレビ・雑誌等)のさまざまな情報の中から、科学的知見に基づいてリスク判断が行えるよう、自身で情報を読み解ける学習の場を提供しています。

2013年度から2015年度の学習会参加者数のグラフ

食の安全・安心に関する学習会

組合員として関心の高い「輸入食品」や「食品添加物」、「食品表示」といった食の安全に関するテーマとともに、コープ商品を通じてコープの商品政策を学ぶ学習会を県下各地で開催しました。

なお、「ゼロから学ぼう輸入食品」は4会場とも農林水産省関東農政局 長野・松本地域センターの後援のもと、「ゼロから学ぼう!大切な食について」は長野市保健所と共催しました。また、内閣府食品安全委員会委員の村田氏を講師とした「食べ物の基礎知識 食品の安全と消費者の信頼をつなぐもの」の開催では、関東農政局と長野県の後援を得るとともに、県の「平成27年度消費者団体等活動支援事業」を活用させていただきました。

学習会開催場所を示した地図

一般市民も多く参加しました

各地で行われた食の安全、安心に関する学習会の演題と講師名、会場、日程、参加者数を示した表

全県エリアで開催を企画した学習会

組合員の生活や地域への貢献活動として、コープながの有識者理事、有識者監事の協力のもと「くらしカフェ:消費者被害に遭わないための学習会」と「消費者力向上学習会(個人情報をめぐる法律トラブル、遺言・相続のワークショップ)」を開催し、また外部有識者の協力により「省エネ教室」を開催しました。

消費者被害に遭わないための学習会の写真

消費者被害に遭わないための知識を学びました

全県エリアでの学習会の開催に取り組んだ場所を示した地図

商品学習交流会

お取引先企業や生産者に講師をお願いして、「大豆ドライパック」「洗剤」「アレルギー対応商品」など多岐にわたるテーマで学習交流会を実施し、コープが取り扱う商品について理解を深めてもらいました。また、持続的な食料生産への貢献などを目指して飼料米で育てた「お米育ち豚試食学習会」を開催しました。

商品学習交流会の写真

商品の成り立ちや原料、特長など、講師の専門的知識を学ぶことができました

2013年度から2015年度の商品学習交流会の参加者数を示したグラフ

産地・工場見学会

コープながのが取り扱う商品について、その成り立ちや製品情報を知るとともに生産者等とのコミュニケーションを広げてもらうことを目的に、県内のお取引先企業を中心に開催しました。組合員自身が立案した見学企画は大変好評でした。

工場の前で集合写真

厳しい衛生管理、多岐にわたる検査の内容を確認することができました

2013年度から2015年度の産地、工場見学会の参加者数を示したグラフ

地域の組織・諸団体との連携を含め、組合員親子・家族が食の大切さや環境を学ぶ取り組み

田んぼのがっこう

生物多様性や環境保全、食料自給率の現状、日本の農業や田んぼの大切さについて学ぶ「田んぼのがっこう」を開催しました。「生き物を探そう!田んぼの探検」は6年目となり、稲作生産者(お取引先等)の皆さんと組合員親子が、インタープリター(自然案内人)と一緒に田んぼの生き物調査を行いました。 国際協力田運動はJA あづみとコープながのが取り組んで15年目となる国際的な食糧支援活動で、収穫したお米を食糧難にあえぐアフリカ・マリ共和国に送る活動を通して、平和と国際協力、農業・食料の大切さを学ぶ機会となっています。

田んぼの生き物をつかまえて観察している写真

田んぼの生き物をつかまえて観察

2013年度から2015年度の 生き物を探そう!田んぼの探検参加者数を示したグラフ

畑のがっこう

組合員の親子・家族が農業体験を通じて、自然や農業の大切さを知り、種まきや草取りなどの農作業の厳しさと収穫の喜びを感じてもらうことを目的に開催しています。「コープ黒姫農場」は7年目となる黒姫高原(長野県信濃町)の遊休農地を活用した活動で、地元生産者の協力による「トウモロコシやサツマイモの収穫体験」、信濃町営牧場の協力による「夏休み子ども農業体験ツアー」を実施しました。 「ふれあい農園」は、JA あづみの青・壮年部、女性部の皆さんの協力のもと、農業体験を行う企画で21年目になりました。「いいなアグリ」は、JA 上伊那と株式会社JA 菜園に協力をいただいている3年目の企画で、農作業と収穫体験を行っています。

収穫物を手にした親子の写真

苦労した草取りも収穫の喜びで忘れます

2013年度から2015年度の ふれあい農園参加者数を示したグラフ

川のがっこう

『川』をフィールドに、「川のがっこう」を実施しました。川の中の生き物を見て触れ、人間を含む生き物とのつながりや川が育む自然・生物多様性を学びました。大人向けの「川の生きもの調査」と、家族向けで夏休み中の「川の中の生きもの 見っけ隊!」の2企画を行いました。

川の中で生き物を探している写真

川ごとに棲む生き物が違います

森のがっこう

コープながのは、植林や森林保護などの環境保全の取り組み支援を目的に、長野県の“森林の里親促進事業”を通じて、2つのNPO 法人とそれぞれ“絆の森”の里親契約を結んでいます。小川村“絆の森”では、里親契約を結ぶPO 法人信州フォレストワークとの協力関係が10年目となり、やま仕事体験を6回とクラフト教室を5回実施しました。安曇野市長峰山“絆の森”の里親契約を結んだNPO 法人森倶楽部21とは、2回のやま仕事体験で森林整備に関する活動を行いました。

チェーンソーを使った間伐作業をしている写真

チェーンソーを使った間伐作業

がっこう関連の企画名と開催場所を示した地図

食べる∗たいせつ

子どもや男性に「食」への関心や興味を持ってもらい、発見や経験を大切にしてもらう食育の取り組み「たべる∗たいせつ」の料理企画を実施しました。「親子クッキング」は5会場、「男の料理」は14会場で開催しました。 また、生坂村『いくさか大豆(まめ)クラブ』との提携事業は8年目となり、「手作りうどん、手作りまんじゅう体験」、「仕込み味噌作り体験」の実施では多くの組合員家族が参加しました。

たべるたいせる企画の企画名と開催日、参加人数を示した表
2013年度から2015年度の手作り味噌作り体験、手作りうどん体験、まんじゅう体験の参加者数を示したグラフ

コープながのへの組合員参加と地域づくり

コープながのの施設を活用した社会貢献的側面と地域における認知向上を目指す取り組みや、組合員のくらしが豊かになるような自主的な活動を応援しました。

お店の縁側

コープ長野稲里店とコープ安曇野豊科店の無料休憩コーナー等を使い、来店者がどなたでも立ち寄ってコーヒーやお茶を飲んだり、スタッフやお客様同士でおしゃべりを楽しむことができるサロンです。2015年度は両店で各38回開催し、さまざまな年代の皆さんのべ1,290人が立ち寄りました。毎月第1・第3火曜日の10:30 ~ 12:30に開催しています。

お店の縁側でおしゃべりしている人々の写真

地域の方々が寄り集まれる場所として定着してきています

2013年度から2015年度のお店の縁側参加者数を示したグラフ

わくわく市場

「わくわく市場」は、大型ステーションである“コープステーションサロン飯田錦町”の認知向上とともに、地域づくりの一環として2015年3月と9月の2回開催しました。地元生産者の農産物販売やお取引先の出店、地元名店の出店、組合員のフリーマーケットなど、関係者の協力で企画を工夫し、近隣の住民が多数来場しました。両開催日とも500人を超える参加者でにぎわいました。

たくさんの方がわくわく市場に入場している写真

地域の方々でにぎわいました

組合員の自主的な活動を応援

「わたしが開くはじめての講座」は、趣味の講座や健康体操など講師をしたい組合員に、会場の提供や参加募集のお手伝いしました。2015年度は8講座を開講し、受講者はのべ61人となりました。暮らしの関心ごとをテーマに組合員5人以上(組合員が5人以上いれば組合員以外も方も参加OK )が登録して活動するコープサークルには、153サークルが2015年度に登録し、のべ1,710人(組合員1,127人)のメンバーが活動しました。

子育て世代を応援

コープは子育てについて、コープデリ宅配や店舗などの事業を通じた応援はもちろん、親子同士の交流の場や親子で参加できる学習会や講座などのイベントを開催するなど、さまざまな子育てのシーンで“お役に立つ”応援をしています。

子育てひろば

乳幼児のお子さんを持つ保護者が予約なしで気軽に立ち寄れ、子どもを遊ばせながら情報を交換したり、子育ての悩みを話し合える「子育てひろば」を、お店や事業所などで開催しています。コープ安曇野豊科店の会場では21回開催し、のべ307人の参加となりました。コープ長野稲里店隣接の子育て応援センター“きらきらきっず・いなさと”では、子育てひろば“ほっとるーむ・稲里”を常設で開設し、のべ6,580人(大人3,062人、子ども3,518人)が参加しました。

また、組合員の自主運営のよる「子育てひろば」として、コープデリ諏訪センターを会場とする“くれよん”、桑原公民館(諏訪市)を会場とする“たけのこ”は、年間で35家族532人(大人251人、子ども281人)が参加しました。

壁に絵を描く活動をしている写真

“きらきらきっず・いなさと”は、親子のふれあいの時間をゆったりと取れる施設として大人気

幼児一時預かり「にこにこルーム」

“きらきらきっず・いなさと”の幼児一時預かり『にこにこルーム』では、1歳~未就学児の一時預かりを行い、保護者の皆さんの仕事、通院、運転免許の更新時やリフレッシュなどさまざまな目的に利用してもらい、子育て中のご家族を応援しています。のべ730人(1日平均4.7人)が利用しました。

また、組合員の自主運営のよる「子育てひろば」として、コープデリ諏訪センターを会場とする“くれよん”、桑原公民館(諏訪市)を会場とする“たけのこ”は、年間で35家族532人(大人251人、子ども281人)が参加しました。

保育士とこどもが話している写真

子育てを応援します

子育て応援企画

『ベビーマッサージ』と『ベビーサイン』の体験講座を、店舗や宅配センター等の会議室を使って8回開催し、参加した延べ86組の保護者が赤ちゃんと触れ合ってゆったりとした時間を楽しみました。また、子育てワークショップ『子どもがやる気になる魔法の質問』を2015年4月に2会場、2016年2月に2会場と県内各地で開催し、計58人が参加しました。子どもとの関わり方や、参加者自身が自分を見つめ直す機会となって好評でした。

ベビーマッサージを行う親子達の写真

赤ちゃんとのふれあう機会を提供

2013年度から2015年度のベビーマッサージとベビーサイン講座参加者数を示したグラフ

組合員同士の助け合い

くらしサポート活動まごころ

家の掃除、食事づくり、草取り、通院介助など、くらしの中でちょっと手を借りたいような“組合員ができること”を有償で助け合う活動です。自分ができる支援活動を登録した「まごころサポーター(組合員)」は全県で人となりました。また、春原るみ氏(長野保健医療大学作業療法士)を講師に、まごころの活動やボランティアの担い手づくりに向けた「傾聴学習会」を長野市と上田市で開催しました。さらに「託児サポーター研修」を県内12会場で開催し、登録サポーター等309人が参加してコープの託児に必須の決まりごとを学びました。

託児サポーター研修会の写真

託児サポーター研修会

2013年度から2015年度のくらしサポート活動まごころの活動時間の推移を示したグラフ

くらしの助け合いの会

家事援助活動を有償で行う会員制組織で、組合員の中から「活動会員」「利用会員」「賛同会員」を募り、会費を出し合って自主的に活動しています。篠ノ井、佐久、池田、松本にある各支部を活動拠点としています。

2013年度から2015年度のくらしの助け合いの会の活動時間の推移を示したグラフ

平和について学び考える取り組み

アジア・太平洋戦争の終戦70年の節目となる2015年における平和活動は、『身近なくらしの中から平和を考え、伝える取り組みをすすめる』こととしました。地元の戦跡・施設を活用することにより、多くの組合員に“平和”について考えていただく機会を提供することができました。戦後日本の安全保障政策の大転換点となりうる「安全保障関連法案」について学び考える機会とする平和学習会「ライブ講義 徹底分析!憲法と集団的自衛権」を長野県生活協同組合連合会と共催しました。

また、2015年5月にニューヨークで開催されたNPT(核不拡散条約)再検討会議へのメッセージ募集や役職員への寄付金募金に取り組みました。

平和学習会 ライブ講義徹底分析!憲法と集団的自衛権 の写真

平和学習会「ライブ講義 徹底分析!憲法と集団的自衛権」

松代大本営(地下壕)・無言館・満蒙開拓平和記念館の見学

県内の東信・北信・中信・南信の4ブロックがそれぞれ企画立案して、松代大本営(長野市)、戦没画学生慰霊美術館・無言館(上田市)、満蒙開拓平和記念館(阿智村)の見学に取り組みました。大人向け企画のほかに松代大本営地下壕見学の親子企画を実施して好評だったほか、理事を中心とした“松代大本営地下壕ガイド”が、コープながの組合員の見学会のほか、新潟総合生協・全農長野・群馬県生協連などの見学学習会のガイドを務めました。

平和学習会、戦跡・施設見学による平和学習の開催場所、講師、開催日を示した地図

2015ピースアクション in ヒロシマ・ナガサキ

広島(8月6日)と長崎(8月9日)の『原爆の日』にあわせて毎年日本生協連が主催している『2015ピースアクションinヒロシマ』に4人、『2015ピースアクション in ナガサキ』に1人が参加しました。参加した理事や職員は、被爆70年となった被爆地の想いとともに、被爆の実相や被爆体験についてこれからの世代に継承していくことや、「核兵器も戦争もない平和な世界」を求める願いを全国の仲間と共有したことを、ブロック別総代会議で報告しました。

2015ピースアクション in ナガサキに参加する人々の写真

平和公園(長崎市)での祈念式典に参加しました

第32回沖縄戦跡基地めぐり

日本生協連が主催する「第32回沖縄戦跡基地めぐり」に理事1人が参加しました。 第2次世界大戦末期の沖縄戦や、現在の沖縄が抱えている基地問題などについて学び、理事会に報告しました。

「ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間」パネル展

原爆投下後の広島・長崎の様子を写した写真や描いた絵の展示により、原爆の被害の実相を知り、次の世代にも原爆の体験を受け継いでもらうことを目的に県内3箇所でパネル展を計5回開催しました。

コープ安曇野豊科店とコープ長野稲里店では5月と8月に2日ずつ展示し、8月17日(月)~21日(金)には長野県庁の1階講堂前スペースではじめて開催しました。

パネル展でパネルを眺める人々の写真

多くの市民が見学されました

2013年度から2015年度の平和学習への参加者数の推移を示したグラフ