組合員参加の機会を広げ、ネットワークをつなぐ

組合員の参加機会

組合員のコープながのへの参加には、組合員として加入していただくことから始まり、商品購入やサービス利用等による事業への参加、企画開催する学習会やイベントへの参加、総代となって意見提案を行う経営への参加があります。こうした参加機会については、その内容を総代会・コープ会・機関誌・組合員広報紙・ホームページなどで、組合員へ多層的に情報公開してきました。特に組合員が主人公の“参加とネットワーク”と呼ぶ組合員活動は、組合員の参加はもとより地域の方々や諸団体とのネットワークづくりにも幅広く貢献しています。

組合員との双方向コミュニケーション

総代

組合員の代表である総代と理事会とのコミュニケーション機会の1つとして通常総代会までに全県12会場で会議を開催しています。第24回通常総代会(2016年6月16日当日の総代数389人/定数400人)に向け、2015年9月の「総代懇談会」では生協の理念や歴史、組織の仕組みなどを学び、11月の「秋のブロック別総代会議」と2016年5月の「春のブロック別総代会議」では、活動や事業の状況について理解を深めてもらいました。これらの会議等を通じて総代から出された意見は、総代会に反映しました。なお、学校職域は総代の改選時期が4月です。そのため、2016年度の秋のブロック別総代会議は同時期に開催された学校代表者会議での情報共有に代え、春のブロック別総代会議のみを実施しました。これらの会議では、参加者が商品を体験できる機会を設けました。また、毎月発行した「総代つうしん」で情報開示とコミュニケーションの充実に努めました。

春のブロック別総代会議の写真

春のブロック別総代会議

総代募集から通常総代会開催までの流れの図

コープ会

コープ会は、登録メンバーが全県の53会場で、くらしに関する楽しいおしゃべりやコープの商品などについて交流する場です。その場で出されたおしゃべりやコープの商品に関する感想などの“声”は、日本生協連やコープデリグループで共有し、商品の開発・改善に役立てたり、再びコープ会資料としてメンバーに戻すなど、組合員同士が幅広くコミュニケーションできる場となっています。

コープ会で楽しくおしゃべりしている写真

コープ会で楽しくおしゃべり

コープ会登録者数、参加者数のグラフ

学びへの参加機会

食の安全・商品学習会、産地・工場見学

コープの重要なテーマの「食」にかかわることでは、組合員の関心が高い「食品添加物」や「輸入食品」、「食品表示」など、食の安全やコープの商品政策に関連する学習会を県下各地で開催しました。行政やメディア(新聞・テレビ・雑誌等)の様々な情報の中から、科学的知見に基づいたリスク評価が行えるよう、組合員自身が情報を読み解ける知識を学ぶ機会としています。全県エリアで開催した消費者問題や省エネなどの学習会は行政との連携に結び付けることができました。各地で共催や後援をいただくとともに、行政が開催する地域の学習会に組み込まれるなど、一般市民の参加も広がりました。コープ商品などの取引先企業や生産者を講師に招いて商品の成り立ちや製品情報を知る学習会を開催したほか、組合員自身が立案して地元の取引先企業や生産者を直接訪れてコミュニケーションを深める産地・工場見学企画は好評でした。

食の安全学習会の写真

食の安全学習会

食の安全・安心関連の学習会の動態表
商品学習交流会の動態表
産地・工場見学の動態表
各地で行われた2016年度の食の安全、安心に関する学習会の演題と講師名、会場、日程、参加者数を示した表

自然環境・農林業・食育を学ぶ

組合員親子・家族が、食の大切さや自然環境を学ぶ様々な機会をつくるとともに、地域の組織・諸団体との連携を深める“がっこうシリーズ”は、田・畑・川・森のフィールドで楽しみながら体験交流を行いました。また、“たべる、たいせつ”は料理体験などを中心に、子どもや男性に「食」への関心を持ってもらう取り組みとして実施しました。

田んぼのがっこう

7年目となる“田んぼの生き物調査”を県内4ヵ所のお取引先(生産者)の協力で実施しした。また、国際的な食糧支援活動である“国際協力田”の田植えは16年目となりました。これらの体験は、参加した家族にとって日本の農業や田んぼの大切さを学ぶとともに、生物多様性や環境保全、食料自給の現状、平和と国際協力について学ぶ機会となっています。

田んぼの生き物を探す子どもたちの写真

畑のがっこう

種まきや草取り、収穫など、年間を通じた農業体験で自然や農業の大切さを知る企画を、県内のJA などに協力をいただいて実施しています。22年目となる“ふれあい農園(安曇野市)”、8年目の“コープ黒姫農場(信濃町)”、3年目の“いいなアグリ”の3つの企画は、メンバーの組合員や家族が夏から秋に採れる野菜を育てて収穫しました。中でも“いいなアグリ”では、組合員が自主的に料理企画を実施するなど、活動の幅が広がりました。

収穫の様子

川のがっこう

大人向けの“川の生き物調査”と、家族向けの夏休みに開催した“川の中の生き物 見っけ隊!”の2つの企画は、川に棲む生物を採取して観察し、川が育む自然や生物多様性について学ぶ機会となりました。

川の中で生き物を探している写真

森のがっこう

森林保護・整備の重要性を楽しみながら学ぶ“やま仕事体験”は、長野県の“森林(もり)の里親促進事業”を通じて里親契約を結ぶ2つのNPO法人に、企画運営で協力してもらい実施しました。また、クラフト教室では、間伐材の利用が循環型森林保全に結び付くことを学びました。会場は、小川村と安曇野市長峰山にある2つの“絆の森”の里山です。長野県の「平成28年度長野県ふるさとの森林づくり賞」の中で、長野県森林づくり県民税を活用した里山での間伐など、森林づくりを推進する活動及び取り組みへの貢献に対し、コープながのが「長野県森林組合連合会長賞」を受賞しました。

森のクラフト教室集合写真
がっこうシリーズの企画名と参加人数の図

たべる、たいせつ

生坂村〔生坂村農業公社『いくさか大豆(まめ)まめクラブ』〕との提携事業は9年目。うどん作り企画や味噌作り企画に31家族71人(大人45人、子ども26人)が参加。“親子クッキング”は2会場で32人(大人15人、子ども17人)が、“男の料理”は 2会場で5回ずつ開催し、のべ62人が参加しました。

味噌作りの様子

味噌作り 麹の切り返し(生坂村との提携事業)

平和について学ぶ

『身近なくらしの中から平和を考え、次世代へ伝える』取り組みとして、地元の戦跡・施設を活用した学習会や見学会などを企画し、多くの組合員に平和について学び考える機会を提供しました。

平和に関する学習会・見学会の開催に取り組んだ場所を示した地図

日本生協連が主催する平和企画への参加

日本生協連が主催する、広島(8月6日)、長崎(8月9日)の原爆の日にあわせた「2016ピースアクション in ヒロシマ・ナガサキ」と「第33回沖縄戦跡基地めぐり」に、理事や職員が参加しました。アジア・太平洋戦争での原爆投下による2都市の被爆や沖縄戦の実相をはじめ、核兵器廃絶の取り組みや基地問題について学び、次世代へ継承していくことも合わせて参加者の報告を組合員に広報しました。

『ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間』パネル展

行政のスペースなどもお借りして、原爆が投下された後の広島・長崎の様子を写真や絵のパネルで構成した展覧会を開催しました。

ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間 パネル展の様子

コープ長野稲里店 会議室会場

ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間 パネル展の開催日と開催場所の表

コープのインフラを活用した参加機会

コープながのの施設や広報などのインフラを利活用して、組合員のくらしを豊かにするとともに社会貢献的側面を持つ活動や企画を実施したり応援し、組合員や市民の参加と地域における認知・ネットワークを広げました。

既存施設の活用

“お店の縁側”は、コープ長野稲里店とコープ安曇野豊科店の無料休憩所に開設し、来店者が誰でも立ち寄ってコーヒーやお茶を飲んだりスタッフやお客様同士でおしゃべりを楽しめるサロンです。毎月、第1・第3火曜日に開催しています。

お店の縁側参加者数の表

“わくわく市場”は、旧飯田錦町店の建物を会場に地元のお取引先や菓子舗等の出店、地元農家の農産品販売など、関係者の協力によって春と秋に開催しました。来場された方々は両日合わせて1,300人を超えました。
“子育てひろば”は、乳幼児と保護者が予約なしで気軽に立ち寄れ、子どもを遊ばせながら情報交換したり子育ての悩みを話し合える場として定着しています。コープ安曇野豊科店の“ ほっとるーむ豊科”は22回開催し、コープ長野稲里店に隣接した子育て応援センターで常設の“ほっとるーむ稲里”は290回開催して多くの利用がありました。

ほっとるーむ参加者数の表

子育て応援関連講座

保護者が赤ちゃんとのコミュニケーションや触れ合いで、ゆったりした時間を楽しむ体験講座「ベビーマッサージ講座」「ベビーサイン講座」を県内各地で開催しました。子育て応援センター“きらきらきっず・いなさと”では、「ベビーマッサージ・ベビーヨガ」を年間8回開催し、男性を含むのべ57組が参加、お誕生日会や節句などのイベントを開催しています。また、子育てワークショップ「子どもがやる気になる魔法の質問」を開催し、子どもとの関わり方を学ぶとともに参加者自身が自分を見つめ直す機会となりました。

ベビーマッサージ講座の様子

ベビーマッサージ講座

子育て応援関連講座の講座名、会場数、参加人数の表

自主的で地域づくりにつながる組合員活動

「わたしが開くはじめての講座」は、趣味や特技を持つ組合員で講師になってみたいという方に、会場の提供や参加募集などコープが開催のお手伝いを行う企画です。4講座を開講して14人が受講しました。「コープサークル」は、暮らしの関心ごとをテーマに5人以上の組合員が登録して活動するものです。一定の補助や組合員以外の方も一緒に活動できます。全県で154サークル(メンバー1,727人:うち組合員は1,143人)を登録しました。
組合員が自主運営する「子育てひろば・くれよん」は、コープデリ諏訪センターを会場に24回開催し、のべ380人(大人147人、子ども233人)が参加しました。