地球環境を守る責任

コープながのは低炭素社会の実現による地球温暖化防止に向け、「コープネット環境基本政策」及び「地球温暖化防止自主計画」に基づいて、事業等を通じた環境負荷軽減の取り組みを進めました。

事業としての省エネルギーの推進

コープネットグループ環境基本政策

コープながのは、業務ラインでの日常的なCO2排出量削減の取り組みや、事業とともに進めた組合員の利用による環境配慮商品の普及、さまざまな環境保全活動などにより、循環型社会の実現に向けた7項目の政策に取り組みました。また、コープネットグループ理事長連名で国のエネルギー政策の転換に向けた提言を行いました。

環境基本政策の内容

  • 1.エネルギー政策の基本的な考え方
  • 2.温室効果ガス総量削減長期計画
  • 3.商品事業の環境配慮
  • 4.廃棄物の削減・リサイクル率向上をめざした取り組み
  • 5.組合員とともにすすめる環境保全活動
  • 6.地域諸団体・行政との協同による環境保全活動
  • 7.環境関連法令への対応

温暖化防止自主行動計画

コープながのは、2020年度までに事業におけるCO2排出量を2005年度比で15%削減することを掲げています。2015年度は、削減目標に向けて燃料使用量や電気使用量などの抑制に取り組みました。基幹のコープデリ宅配事業の組合員増に伴う配達先の増加や配達トラック等の増車に伴う燃料使用量の増加などがありましたが、目標に対して103.2%と達成しました。職員の環境教育や、空調機器・照明の省エネタイプの新機種導入なども進めました。

コープデリ宅配事業環境月間

「CO2排出量削減・車両燃費向上のエコドライブ」と、「電気使用量削減節電キャンペーン」を7月度(6月21日~ 7月20日)に実施しました。各事業所における車両の燃料抑制、空調温度の遵守、不要照明の消灯などに取り組みました。

コープデリ配達トラック台数推移

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コープデリ配達トラック
(配達トラック総台数)
2013年度
(451台)
2014年度
(453台)
2015年度
(423台)
アイドリング機能装置装着車数 325台 349台 366台
低燃費型トラック(新車)切り替え台数 48台 24台 29台

フロン排出抑制法への対応

「「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」の2015年4月の施行に伴い、全17事業所を対象とした年4回の簡易点検の実施と保管等について、法に則った取り組みを行いました。

再生可能エネルギー対応

コープネット須坂グロサリー集品センター( 発電能力500kW)と、コープデリ長野センター(発電能力140kW)の太陽光発電パネルでの年間発電量は、755,508kWでした。平均的な1世帯あたりの年間消費電力のおよそ210世帯分を発電することができました。

太陽光発電パネルの写真

コープデリ長野センターの屋上の太陽光発電パネル

環境に配慮した商品の普及

国際的な環境表示や社会的に認知された基準を満たす認証商品を「環境配慮商品」として取り扱いました。

FSC®認証商品

森林の環境保全に配慮し、社会的な利益にかない、経済的にも持続可能な森林管理のもとで生産された木材製品を使用

FSC認証商品のロゴ画像
FSC認証商品のイメージ

エコマーク商品

商品のライフサイクル全体で環境負荷が少なく環境保全に役立つと認定

エコマークのロゴ画像
エコマーク商品のイメージ

MSC 認証商品

持続可能な環境に配慮した漁法で漁獲した水産物

MSC認証海のエコラベルの画像
MSC認証商品のイメージ

JAS有機栽培

JAS有機栽培農産物を原材料に使用

JAS有機栽培のロゴ画像
JAS有機栽培商品のイメージ

カーボンフットプリント表示商品

CFP =商品の生産から流通・消費・廃棄までのCO2排出量を見える化

カーボンフットプリントのロゴ画像
カーボンフットプリント表示商品のイメージ

環境第三者検証

コープながのでは、2010年より専門知識を有する学識経験者に委嘱した「環境第三者検証委員会」を設置し、コープながのを取り巻く利害関係者との関係や経済・社会的動向などを踏まえた社会的見地から、コープながのの環境経営・活動に対する検証と提言を常勤役員会に報告してもらい改善を進めてきました。6年目となる2015年度の報告では、商品の流通と宅配業務の一部外注委託に着目して調査し、事業連帯によるスケールメリットが環境経営面での効率化に寄与していること、また商品の選択肢を広げて組合員の利益を増大させていることが検証されました。さらに、少子高齢化・人口減少といった社会的課題への貢献と、環境配慮の同時追求の困難さについての指摘とともに、コープながのが社会的に価値ある事業を目指して努力していることが評価されました。

環境第三者委員会の写真

環境に関する行政や地域、諸団体との連携

コープながのは事業者であり県内最大の消費者団体として、環境問題に関する取り組みを、行政・地域の諸団体等と連携してすすめるとともに、環境行政の各機関の要請を受けて役職員が審議会委員等を務めるなど環境施策づくりにも貢献しました。また、環境省の提唱する“fun to Share ”の賛同団体として登録を行い、“クールビズ”の期間を広げたり“ウォームビズ”、人や物の移動をエコにする“スマートムーブ”の実践、エコドライブやLED 照明への切り替えを進める「あかり未来計画」の実践等に取り組んでいます。木曽町町有林整備事業への貢献を目的にJ- クレジット10t 分を購入しました。

fun to shareのロゴ画像

長野県のシェアスポット事業

コープ長野稲里店とコープ安曇野豊科店の店舗では、長野県の取り組みに協力し「信州クールシェアスポット」として申請するとともに、夏季の家庭での電力ピーク需要時間帯(13時~ 16時)に来店いただくよう広報しました。また、「信州あったかシェアスポット事業」に協力し、2店舗で開催している「お店の縁側」の申請を行って組合員に利用と冬の節電を呼びかけました。

信州環境フェア2015

8月22日(土)~ 23日(日)に長野市ビッグハット(若里多目的アリーナ)で開催された『信州環境フェア2015 』に、「よりよい環境を保つための暮らし方 買い物・商品の選び方を考えよう」をテーマとして出展しました。来場者に、コープの宅配システムがエコであることをはじめ、環境を考えた消費行動を促す機会を提供し、木工クラフト製作などを実施しました。

信州環境フェア2015の写真

各地の消費生活展・環境展への出展

9市10会場で開催された環境展や消費生活展に出展しました。環境展のテーマは「広げようエコのバトン 次世代へ」、消費生活展のテーマは「見直そう!毎日のくらし賢い選択でよりよい生活」として、消費者力向上クイズやコープながのの環境の取り組みに関する展示物を出展しました。

安曇野環境フェアの写真
消費生活展・環境展のイベント名と開催日時、開催場所を示した地図

循環型社会実現への取り組み

コープながのは、包材の無駄を省くなど事業活動から発生する廃棄物の抑制に努めています。そして組合員の協力をもらいながら商品提供に際して使用する資源物(商品カタログ・チラシ広告・容器包装材等)の回収リサイクルに関する広報の充実を図って、環境負荷の低減に努めました。

資源回収リサイクル

コープながのを含むコープネットグループは、コープデリ宅配センターから組合員宅への配達時や、店舗に設置した回収ボックスを通じ、商品を提供した際に使用した資源物を回収しています。これらの資源物は、コープデリ宅配センターや店舗に商品を納品した車両の「物流戻り便」を活用し、物流拠点であるコープネット青果集品・グロサリー集品各センターに集めています。物流拠点に集められた資源物は保管し、まとめて再資源化業者(リサイクル工場)に引き渡すシステムなっています。効率的に集荷・集積することで、資源物の運搬の際に発生するCO2を削減しています。

コープデリ宅配センター

ダンボールの写真

ダンボール

牛乳パックの写真

牛乳パック等

卵パックの写真

卵パック

商品カタログ・チラシの写真

商品カタログ・チラシ

店舗

リサイクルボックスの写真

店舗の分別型リサイクルボックス

物流戻り便とリサイクルの流れを示した図

リサイクル実績

「リサイクル回収実績報告」はこちら 「2016年度 リサイクル回収実績報告」はこちら
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年度別動態
2013 年度
(回収率)
2014 年度
(回収率)
2015 年度
(回収率)



商品カタログ 3,098,252.0㎏
(57.3%)
3,427,078.0㎏
(58.5%)
4,495,925.0㎏
(72.3%)
牛乳パック等 90,719.0㎏
(55.9%)
79,260.0㎏
(49.8%)
68,386.0㎏
(39.9%)
卵パック 24,125.0㎏ 23,067.0㎏
(デリ宅配のみ)
24,523.7㎏
(デリ宅配のみ)
食品トレー 9,512.2㎏ 8,571.9㎏ 9,291.9㎏
シッパー内掛け袋
商品カタログ袋
35,570.0㎏
(33.7%)
35,152.0㎏
(34.0%)
71,268.0㎏
(63.4%)
廃棄物総排出量のうちの再資源化率を示したグラフ

食品リサイクル

コープ長野稲里店とコープ安曇野豊科店で発生する、賞味期限切れ商品や食品残さは発生抑制に努めるとともに、可能な限り飼料や肥料にリサイクルしています。農産の加工くずを中心とした生ごみは、各店の“生ごみ処理機”を使用しています。売れ残りや日切れで処分する食品、魚腸骨は飼料の原料に、廃食油はBDF(バイオディーゼル燃料)の原料等として、それぞれ業者に委託して再資源化しています。

生ゴミ処理機の写真

生ごみ処理機で食品廃棄物の減量及び再資源化を図っています

食品リサイクル率

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年度 2013年度 2014年度 2015年度
食品リサイクル率 86.5% 88.5% 93.2%

組合員とともに実施した環境に関わる活動

みんなでエコライフ

コープながのの組合員・職員に、地球温暖化を意識して生活する取り組みの総称を「みんなでエコライフ」とし、行政や諸団体とも連携しながら活動の幅を広げました。省エネ生活のきっかけとなるよう、夏季と冬季に組合員・職員へ「エコライフチェックシート」を使ったくらしの見直し活動を呼びかけました。

Sociaに掲載された、1日エコライフ のイメージ

機関誌Sociaで「1日エコライフ」のチャレンジを呼びかけました

エコライフチェック実施件数(シート返戻枚数)

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年度 2013年度 2014年度 2015年度
エコライフチェック(夏) 1,331枚 1,091枚 984枚
エコライフチェック(冬) 1,311枚 1,062枚 1,171枚
2,642枚 2,153枚 2,156枚

省エネ教室

家庭の省エネについて学び、参加者同士が経験や情報を交流する「省エネ教室」を企画しました。2015年度に開催した4会場では、通商産業省の一般財団法人省エネルギーセンターへの委託事業「省エネ・節電説明会」の講師派遣事業を活用しました。

省エネ教室の写真

ちょっとしたコツや気づかいで年間の電気代が大きく違ってきます

森のクラフト教室

小川村“絆の森”の間伐材を活用した7年目となる“森の”クラフト教室”を県内4会場で開催し、組合員家族38組91人(大人51人、子ども40人)が参加しました。クラフトを通じて木に親しむとともに、暮らしと森がつながっていること、間伐材の活用を通じて森林資源や整備の大切さを意識することを目指しました。指導は、NPO 法人信州フォレストワークの協力をいただき、長野県の“木育推進事業”の補助金から、講師料の助成を受けました。

森のクラフト教室 参加者の集合写真

杉の間伐材で丸太のイスを製作しました

省エネ教室・森のクラフト教室のイベント名と開催場所を示した地図

緑のカーテンコンテスト

地球温暖化ストップと低炭素社会の実現及び原子力発電に頼らない暮らしを目指す取り組みの一環として、夏の省エネに効果のある「緑のカーテン」づくりの奨励を目的とするコンテストを開催しました。2015年度は14点、2016年度には18点の応募がありました。カーテンとしての機能や冷房に使うエネルギー使用量を減らす経済的効果、できた収穫物で食卓を豊かに、また観賞する癒しの効果を含め、応募者の作品を広く広報媒体で紹介しています。

緑のカーテンコの写真

省エネ・癒し効果、出来栄え、独創性などの観点から審査しました